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株主の皆さまへ

『進化』と『成長』は
とまらない

代表取締役会長 古川國久
代表取締役会長 古川國久
代表取締役社長 大橋太
代表取締役社長 大橋太


 株主の皆様におかれましては、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症による影響を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。現在、同感染症の流行は、やや収まりを見せておりますが、人々の生活や経済活動などを支えるために、日々の治療に当たられている医療関係者の方々に深く感謝を表します。

 当社グループは、前期(2021年3月期)に中期経営計画『SHIP VISION 2020』の目標を無事達成し、次なる長期目標「連結売上高1兆円」への取り組みを加速しております。当社グループが属する医療業界においては、新型コロナウイルス感染症への対策・取り組みを契機に、従来より課題として認識されていた地域医療構想や医療と介護の連携、ICT・自動化機器を活用した生産性の向上などの重要性がより鮮明となりました。当社グループは、この激動する環境において、“旬”を捉え続け、常に業界のイノベーターとして先進的な価値を提供し、グループ一丸となって様々な施策を行ってまいります。

 本年4月に、経営基盤をより強固にするために組成した新組織が、10月より本格的にスタートしております。この新しい体制では、事業部門ごとに担当役員を据えるとともに、コーポレート部門においても各部門に担当役員を置き、部門間の連携とガバナンスの強化を図っております。グループ売上高1兆円という長期目標の達成に向け、組織の見直し・強化を推進し、グループシナジーの最大化、更なる発展へ再発進してまいります。

 当社グループはこれからもグループ理念であるSHIP(Sincere(誠実な心)、Humanity(「情」の心)、Innovation(革新者の気概)、PartnerSHIP(パートナーシップ精神))のもと、全てのステークホルダーの皆様とのパートナーシップを大前提に、“義と利”を共存させた企業集団として、更なる企業価値向上に努めてまいります。グループミッションである「生命を守る人の環境づくり」の使命を果たすとともに、全ての人が「より良く生きる(well-being)」の実現に向け、これまでに培った様々なノウハウを通じて社会へ貢献してまいります。

 株主の皆様には、今後とも変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

激変する経営環境に、短中長期の軸で対応を進め、
長期目標 連結売上高1兆円を目指す。

業績について

コロナ禍からの回復基調を背景に、利益は計画値を大幅に上回る

 当上期の当社グループが属する医療業界においては、新型コロナウイルス感染症の第5波により医療提供体制は、一時的にこれまでになく逼迫した事態となりましたが、ワクチン接種が進んだことによる新規感染者数の急速な減少などにより、業界動向は、昨年の同時期に比べ回復いたしました。こうした中、各セグメントの状況は、トータルパックプロデュース事業において、簡易陰圧装置などの感染症対策設備が堅調に推移いたしましたが、プロジェクト案件が例年以上に下期偏重の計画となっていることなどから当期間においては低調に推移いたしました。メディカルサプライ事業においては、昨年同期に比べ消耗品等の販売が回復基調であると同時に、「大阪ソリューションセンター」の本格稼働により効率的運営体制が整い、堅調に推移しております。また、ライフケア事業においては高い入居率を維持するとともに、調剤薬局事業においては、小型店舗のM&A等を通し、安定した実績を積み上げております。これらの結果、売上高は2,346億円となり計画値を上回りました。収益面においても、営業利益が計画値比16.8%増、親会社株主に帰属する当期純利益が計画値比8.4%増となりました。

業績結果

長期目標達成へのポイント

グループの総合力を活かすと同時に、セグメント間の連携を図る

 当社グループは、創業以来、数多くのグループ会社を迎え入れ、2021年9月末時点において56社で構成される企業集団となっております。当社グループは、自立自主の精神を大切にしながら、セグメント内での連携を図り、業容拡大を遂げてまいりました。そのような中、グループの更なる発展、次の企業ステージに向け、各社のノウハウや強みを最大限に発揮できるよう、取り組みを加速しております。
 当社グループの最大の強みは、ヘルスケアの領域で様々なニーズに応えられる企業がグループ各社・セグメントの垣根を超えて情報交換・協力し合えるトータルプロデュース力にあります。各社が“旬“のニーズを捉え続けることで当社グループには膨大な知見やノウハウが蓄積しており、それらをグループ内で最大限に活用することで、より良いサービスを社会に提供し、他社に追随を許さない企業グループへと成長してまいります。また、新型コロナウイルス感染症拡大を背景に企画した「KKB(環境・感染・防災)事業」では、国産・高機能マスクの製造・販売を開始する等、社会課題の解決につながるサービスを積極的に展開し、これまでの経験を活かした事業の多角化を進めております。
 当社グループは、従来の枠組みを超えた様々な成長戦略で、長期目標の達成を実現してまいります。

主な取り組みの状況

各セグメントでこれまでの取り組みが花開く

 当期においては、これまでに取り組んでまいりました諸施策が結実するなど、新たな局面を迎えております。今後のメディカルサプライ事業の核となる「大阪ソリューションセンター」が2021年6月に本格稼働を開始し、関西圏を中心に順次運用施設数を拡大しております。また、当社グループの海外病院運営第1号となるバングラデシュの病院では、新型コロナウイルスの治療で高い治療実績を収めながら順次一般診療を開始し、同国の医療インフラ・アクセスの向上に貢献しております。大阪重粒子線センターでは、確かな治療実績の積み上げにより、多くの方のがん治療に貢献しております。一方、KKB(環境・感染・防災)事業は、これまでのBtoB事業からBtoCモデルへの挑戦であり、グループが目指す社会課題解決への貢献や今後の長期的成長には欠かすことのできない領域として、「より良く生きる(well-being)」をコンセプトにグループの総力を活かした施策を企画しております。
 このように、当社グループは、次の企業ステージに向け、新体制のもと、更なる成長を目指してまいります。

セグメント別取り組み