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株主の皆さまへ

『成長』と『進化』は
とまらない

代表取締役会長 CEO 古川國久
代表取締役会長 CEO 古川國久
代表取締役社長 COO 小川宏隆
代表取締役社長 COO 小川宏隆

株主の皆さまにおかれましては、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

 当社グループは、持続的な成長を目指し、中期経営計画『SHIP VISION 2020』に取り組んでおります。当期は、同計画の2年度目に当たり、最終年度となる2020年度の連結売上高5,000億円の達成に向けて、これまで成長してきた既存四事業を基に諸施策を進めるとともに、第5の柱であるヘルスケアサービス事業を立ち上げるなど、新たな取り組みも開始しております。『SHIP VISION 2020』の達成を通じて、既存事業の安定、且つ高成長を実現すると同時に、その先の長期目標達成への事業基盤強化と事業領域拡張の基礎固めを行ってまいります。

 現在、当社グループが事業を展開しております医療・介護関連業界は、少子高齢化に伴う制度改革、医療費抑制政策などにより、地域の医療・介護施設同士の連携、地域全体の最適化など、次のステージに向けて激動しております。一方、当業界にも、ICT、AIを活用したデジタルトランスフォーメーションは浸透してきており、これらの分野に強みを持つ異業種からの参入も活発になってきております。このような状況下において、変化する環境を先取りし、新しい技術・サービスとこれまでのノウハウ・専門性を統合するプロデュース能力がより一層求められております。

 当社グループは、医療機関に対する経営コンサルティング、大型医療機器の提供から、注射器一本の販売まで、医療機関の求めるあらゆるニーズを解決するため、少しずつバリューを拡大し、結果として、多くの新しいノウハウや新しい事業領域を獲得してまいりました。その進化形が今、第五の事業であるヘルスケアサービス事業として、花開こうとしております。激動する経営環境において、これからも時代の“旬”となる領域を追い求め、拡大する事業・グループ会社を「SHIP」の理念のもとに糾合し、連結売上高1兆円の企業集団を目指してまいります。

専門性の深化と事業領域の拡張

業績について <売上高、利益とも期初計画を上回る>

 当第2四半期の状況といたしましては、トータルパックプロデュース事業(TPP)において、一部案件の前倒し計上、メディカルサプライ事業(MSP)における新規SPD施設の受託などが業績を牽引いたしました。また、TPP事業、MSP事業全般において、消費税増税前の駆け込み需要が見受けられ、売上高は前年同期比19.8%増の2,422億円を達成いたしました。収益面においても、海外における病院運営事業や大阪重粒子線センターなどの立ち上げに関する初期費用を計上いたしましたが、MSP事業における運営効率化、調剤薬局事業(PH)における経営効率化なども寄与し、営業利益が前年同期比60.9%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比67.6%増となりました。このような状況下、中期経営計画に全力で取り組み、通期の目標達成を目指してまいります。

▼業績結果

業績結果

事業基盤の強化と拡張 <周辺事業の拡張とグループシナジーの発揮>

 少子高齢化に伴う制度改革や地域医療連携、IT技術の浸透などにより、当社グループの事業環境は、大きく変化しております。この変化は、新たな事業機会を生み出すと同時に、生き残りをかけた非常に厳しい競争環境をもたらしております。こうした中で、長期的な成長を実現していくには、時代に即した新たなサービス提供と各分野における競争優位性の確保・強化が重要となります。当社グループは、これらの視点から、新たなビジネスに必要となるノウハウ・技術を持つ会社をグループに迎え入れると同時に、異業種などとの協働も進め、事業領域の拡張と競争優位性を強化してまいります。
 当社グループは、医療・介護の地域構想が進む中、各セグメントが一体となったサービス提供に向けて、グループシナジーを活用した取り組みを進めてまいります。また、それぞれのセグメントにおいても、競争力強化に向けて、情報、ノウハウ・システムの共有、方向性の統一など、連携・機能強化を図る諸施策を展開してまいります。

▼成長フレーム

成長フレーム

中期経営計画『SHIP VISION 2020』の進捗 <各セグメントで取り組みを加速>

 2018年3月に外来診療を開始した大阪重粒子線センターは、2019年10月に最後の第3室目が稼働しております。当社グループの海外病院建設・運営の第1弾にあたるバングラデシュプロジェクトも、本年11月にテストオープンいたしました(※下部画像)。『SHIP VISION 2020』で第5の柱として育成を図るヘルスケアサービス事業(HS)は、この他、海外事業も含め、多くの新事業への芽を育てております。また、TPP事業では、メーカー系の構造改革を進めるとともに、グループ会社の連携により、新たなビジネス領域の開拓を始めております。MSP事業では、商品マスターの統一、物流センターの整備などの事業基盤の強化とともに、小西医療器株式会社が帝人株式会社及び北野病院と連携し、RFID技術を活用した最先端の医療物流管理システムの本格運用を開始いたしました。また、これからの事業を支えるIT分野につきましては、産学連携のベンチャー企業に投資するなど、グループ内のIT関連会社も巻き込み、増殖を図ってまいります。このように、当社グループは、各セグメント及び経営基盤において、新たな取り組みを加速しております。

▼セグメント別取り組み

セグメント別取り組み

バングラデシュ2019年11月外来棟テストオープン